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内定辞退率問題~それでもリクルートはそのままらしい

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内定辞退率の問題で是正勧告まで受けてサービスを廃止したリクルートですが、「リクルートの体質は変えない」と言っております。もちろんこうした問題が「リクルートの体質」から起こったものではないのであれば、それでも良いのですが、果たしてその主張は読者を納得されるものになっているでしょうか。

今回は日経ビジネスの「敗軍の将、兵を語る」の記事から紹介します。日経ビジネスは他の雑誌とは違って面白い特集が多いのでおすすめですね。私は3年間の定期購読をしてしまいました。

ビジネスの最前線で勝ち残るための必要な情報が凝縮 日経ビジネス

合否に使われるとは予想できなかった

まず一番のベースとして、企業が合否を決めるときに、そもそも内定辞退率が高いか低いかで決めるはずがない。私は本当にそう思っているんです。だって、どんな人材が欲しいかが先にあり、辞退する確率が高そうな学生であれば(内定を出した後で)どうフォローするかを議論する。それが通常のフローだと思っているからです。

日経ビジネス2020年2月3日号、27-28頁

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今回の内定辞退率ですが、結局のところ提供されたところまでは分かっていますが、それが実際に使われたかどうかは分かっていないようです。ただ心理的な影響はあったのではないかという指摘はされています。

また企業だけでなく学生に対して不安を与えたのは間違いないでしょう。内定辞退率なんてものを企業が知っているとしたら、自分は雇ってもらえないのではないかと思いますよね。学生の同意を得ずに情報が提供されていたのも問題ですよね。

それでもリクルートの体質は変えないらしいが…

こんな問題が起こっていてもリクルートの体質は変えないとのことです。リクルートの体質とは「現場が勝手にサービスをつくる」体質なんですね。

その体質(リクルートの体質)をバックアップする体制をバックアップする経営体制をつくるということです。言い換えれば「現場発の価値創造」を支えるために、ガバナンスを強化する。それが今回の再発防止策のコンセプトです。

日経ビジネス2020年2月3日号、28頁

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つまり今回の問題はガバナンスの問題なので、ガバナンスを強化することで対応するとのことなのです。これは対比がよく分からなくて、リクルートの体質を変えるか変えないかという話なんですけど、体質を無くすか無くさないかではないんですよね、本来は。

「現場が勝手にサービスをつくる」体質を変えるのは、それをやめるということではありませんよね。さらに言えばガバナンスの強化は現場のサービスをチェックするということですよね。

つまりそれは勝手にサービスを作れなくなることを意味しているのではないですか?それって、体質を変えたことにならないの?と思うわけです。この記事の中で「みんながルールを守っていたのに問題が起こった。それはルールの問題。だからルールを変える」とあって、これをガバナンスと捉えているのかもしれません。

でも「現場が勝手にサービスを作る」ことは体質でもあるのかもしれませんが、ルールでもありますよね。ルールを改めることで、体質も変わりますよね。また、ルールを変えることで、「学生目線」は出てくるのでしょうか。

チェック項目で「学生目線」を入れるのでしょうか?リクルートについては企業にばかり向いていて、利用者に目が行っていないのではないですか。それこそが企業体質では?と思うんですよね。

「現場が勝手にサービスを作る」体質は企業のためであって、学生や利用者のためになっていないわけで、それこそ企業体質が問題だと思うのですが、違うのでしょうか。

なぜか新卒一括採用のぜひに…

それで最後の方は新卒一括採用の話になっているんですよね。リクナビが新卒一括採用に大きな役割を担っており、これからは企業にとってマイナスの情報も掲載していって、マッチングをしっかりさせたいと言いたいのでしょう。

そうした改善をすることで、学生目線、利用者目線も持っていますよと言いたいのでしょうが、果たしてそれがどこまで実現されるのでしょうか。どんなビジネスもそうですが、誰がお金を払っているかが重要ですよね。

このビジネスモデルは企業が掲載料を払っているわけですよね。だから企業を向いた思考になっていたので、学生のことが考えられなかったわけです。ぐるなびもそうですが、お金を払っている人の要望に従うのがビジネスですよね。

このビジネスモデルで何か改善しようとしても、そこには限界があるのではないでしょうか。学生に有利なビジネスモデルで就活市場を考えたらいいのにと思うのですが、それはリクルートからは出てこないでしょうね…。

まとめ

内定辞退率の問題がかなり騒がれましたが、リクルートはこれからもリクルートのままでしょう。そもそも新卒一括採用がおかしいともいえるわけで、採用方法が多様化して欲しいなと思いますね。

我々のような中小企業は、新卒を採用しようとしてもなかなか難しいという現実があります。たまに応募してくるのが「中小企業なら受かると思った」というなめた理由です(笑)。

そういうのは採用しないのですが、副業も含めていろいろな人材が採用できる用の中になると良いなあと思います。 中小企業として頑張ります。

 

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