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日本語が理解できない大人たちとこれから日本語を鍛える方法は?

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日本語が理解できないという意見はいろいろなところで出ているんですが、代表的なのが新井紀子さんではないでしょうか。新井紀子さんはAIの研究者なのですが、AI関連の研究をされている方は猛烈に反対するでしょう。

「彼女は数学やってるだけでしょ。AIの研究者ではないでしょ」と言うでしょうし、私の知っているAIの研究者たちも「あいつ上手く売っているな」という批判をするんですよね。まあやっかみもあるので、そんなに言うならあんたらも本売ってみなよとおもうのですが、そういうことはしないんですよね。どうなんですか、あなたたち。

それで新井紀子さんは以下のような主張をします。

これまでの研究でAIの限界がハッキリした一方で、多くの中高生がAIと同じように読解力が不足していることもわかった。読解力といっても文学の鑑賞ではない。教科書や新聞など事実について書かれた文書を正確に理解する力だ。これを放置するとAIに仕事を奪われる層が増え、格差が広がる危険性がある。

読解力は生産性に直結する。文書やメールを読んできちんと実行できないメンバーが組織の中に数人いるだけで、ビジネスやプロジェクトは滞り、生産性は下がる。

AIと差別化できる力は「創造力」だとする論もあるが、論理性や構成力のない思いつきはアイデア倒れになりやすい。型破りは基本の型が身についたうえで破壊するから型破り。まず母語である日本語やAIの基礎となる数学をしっかり身につけてほしい。

AIに勝る読解力養おう 新井紀子さん :日本経済新聞

 

日本語を理解できない大人たち 

 「学校の成績は国語力が9割」ともいわれるように、日本語の読解力、記述力は国語だけでなくすべての教科で必要な基礎となる能力だ。日本語の読解・記述力が不十分だと、数学の文章問題は理解できない。理論構成が支離滅裂な解答しかできない。思考力も想像力も、母語の運用能力に支えられている。

 そもそも言語は、単なるコミュニケーションのツールではない。言語と思考とは互いに結びついており、特に母語の役割は果てしなく大きい。

 母語により私たちは目に見えないものを概念として把握し知覚する。精神的な世界は言葉がないと成立しない。また、目の前に何か見えたとしても、その何かを示す言葉がないと、それを理解できない。

9時10分前を理解できない若手を生んだ日本語軽視のツケ:日経ビジネス電子版

こういう母語の大切さが注目されています。最近、子供たちを教えていても、文章で話をするということがなかなかできていないと感じています。最近は音声検索がその典型なのですが、単語で会話するんですよね。

単語での会話がメインになると文にならないわけです。文にならないと文を読んでも意味が分からなくなるのです。ただこうしたことも訓練でどうにでもなると思っています。私たちだって最初から日本がしっかりと話せるわけではありませんよね。いや、もしかしたら今だってたいしたことがないかもしれません。

 

日本語が理解できないなら勉強するしかない

「俺たちは日本語ができないから仕方がない」と言って諦めている場合ではありません。私たちは社会に出ると望んでいなくても、そこで勝ち抜いていく必要があるのです。そのためには日本語をなんとかしなくてはなりません。

 

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どうしても仕事柄、小学生だけでなく若者とも接する機会が多いのですが、若者の能力が低いわけではありません。そうではなくて、若者間の差が目に見えて広がっているのです。これは能力の差だけではありません。

例えばパソコンを使って何ができるかというのは、若い人とパソコンを使えない人を比べれば若い人がパソコンを使いこなせるとなりますが、若者間だと差が顕著になるんですね。

つまり近代機器は能力差を埋めるのではなく、能力差を際立たせてしまうのです。確かに、コンピュータがなければ、分からない言葉を辞書で調べるしかありませんでした。辞書で調べるのは能力差があっても、その差は見えにくいものです。

しかし、コンピュータを使って検索するとなると、その差は歴然となります。すぐに目的の情報を引き出すことができる人と、ほとんど何も引き出せない人に分かれてしまうのです。

できる人をよりできるようにしてしまうのが近代機器なわけですから、ただそうした機械を使えるというだけでは、他の人に比べて優位になりません。新井さんも指摘していますが、そこで大切なのは基本的な力、つまりは国語力です。

国語力を鍛えるには本を読むのが一番なのですが、どの本を読んだら良いかとショートカットしてはいけません。売れているビジネス書なんて読んではダメです。本屋に行きましょう。そしてその本を買ってみましょう。スタートはそこからです。

最初、本を読むと全く理解できないはずです。「その本、どうだった?」と聞くと、「面白かったです」というやり取りになってしまいます。 そこからです、そこから興味のあること、分からないことを調べていくのです。そしてまた本を購入します。

だいたい10冊ぐらい読めば見えてくることがあるでしょう。そうした勉強を他のできる人たちはしているのです。本を読んでない人は今すぐ本屋に行きましょうね。

 

まとめ

本を読むという単純な解決策なのですが、本を読むのはとても難しいです。しかも集中して読まないといけません。遊んでいる暇などありません。ぜひ面白そうな本をどんどん読んでみてください。分からなければSNSやブログで投稿してみましょう。

最初は馬鹿にされることもありますが、良い意見をくれる人たちもいます。私もそんな感じで20代から本を読み始めました。勉強に遅いはありません。ぜひ頑張ってみてください。あとツイッターで聞いてくれれば、若い人に対してはできる限り答えますよ。もちろん無料です(笑)。

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