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残業代が補助金?竹中平蔵氏の労働に対する考え方

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竹中平蔵氏の東京新聞のインタビューが流れてきました。おいおいお前凄いこと言っているではないか。残業代が補助金とはすばらしい意見ですね。この記事では私も裁量労働制なので、その感想と経営者としてすべきことを書きます。

そもそも残業代とは何か 

そもそも残業代って何のために払うのかということですよね。竹中氏の言うように補助金なのかもしれません(それはないけど)。そもそも残業代とは所定労働時間(会社が定めた労働時間)を越えた時に支払われるお金のことを言います。さらに法定労働時間(法律で定められた労働時間)を越えた場合には割増賃金を支払う必要があります。

本来、法定労働時間を越えて働くことは禁じられていますが、従業員と会社側で36協定を結ぶことで、残業は可能になります。もちろん法定労働時間を越えていますから、残業代を割増賃金で払う必要があります。

それで高プロという制度を導入して、残業代を法定労働時間の適用を受ける人たちを作ろうという話です。今のところ、年収も高く、職種も制限するという話ですが、そこら辺は簡単に変更できるので、一度決まってしまうとどうなるか分かりません。

高プロは、高収入の一部専門職の人が対象で、適用されると残業時間や休日・深夜の割増賃金といった労働時間規制が完全に外される。政府は「働き方の自由度を高める」と狙いを説明してきたが、過労死遺族や野党は「過労死を助長する」と批判。省令で決める対象者については、限定的にすべきだと訴えていた。

高プロの対象「年収1075万円以上」に決定 5業務で:朝日新聞デジタル

竹中氏は時間で報酬を支払うのではなく、成果で報酬を払うべきだということですね。しかしそんなことは高プロ法案には全く書かれていないとのことです。つまり単に法定労働時間が無くなる人たちがいるということなのです。

重要なのは、高プロでは「成果で評価する仕組み」を一切定めていないことです。

その理由ですが、現行の労働法では、賃金の決め方を成果型にすることを禁じておらず、自由にできるのです(残業代は払わねばならないですが)。だから、そんな規定を新たに創る必要などないのです。

むしろ、現在は成果型賃金体系を導入している企業が増えており、一切成果が賃金に反映しない賃金体系(例:年功序列だけ)などのホワイトカラー労働者は、珍しいでしょう。

高プロで「成果で評価する仕組み」が採用されるかのような説明は、本当に欺瞞的です。

本当は存在しない「高度プロフェッショナル制度」~欺瞞性を曝く~(嶋崎量) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

「残業しないチーム」と「残業だらけチーム」の習慣 (Asuka business & language book)

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私も裁量労働制の役員だが

私自身は裁量労働制で残業代は支払われません。ただ私の場合、役員なので、自分で労働時間をある程度はコントロールできますし、過労死レベルの労働はしていません。ただブログ書いたり、家で仕事したりする時間を入れたらほとんど仕事していますけどね(笑)。

ただ世の中には裁量労働制だが、本人たちに自分たちの労働時間をコントロールできないということが多いという問題があります。以下のように「定額働かせ放題」とされることも多いのです。

私のような役員ならともかく、一般社員に裁量労働制は適用すべきではないというのが私の意見です。私の会社でも裁量労働制は私だけです。

2012年から2017年までに、三菱電機において社員5名が長時間労働を原因とした労災認定を受け、うち2名が精神疾患により自死していたことが、9月の朝日新聞のスクープ報道で明らかになった。

 特に注目されたのが、労災認定されたうちの3名が裁量労働制を適用されていたことだ。

 裁量労働制は本来、自分の裁量で労働時間を決められるとされているはずの制度だが、一方でみなし労働時間以上の残業代を払わなくてよいため、「定額働かせ放題」として悪用される事例が後を絶たない。

裁量労働制を廃止する方法 三菱電機の悲劇を繰り返さないために(今野晴貴) - 個人 - Yahoo!ニュース

経営者としてすべきことは何か

残業代を支払いたくないのであれば、残業代を払わないような働かせ方をすればいいのではないか。私は本当にそう思うのです。働かせておいて、お金は払いませんは無銭飲食と同じではないでしょうか。

そもそも残業を払わなくても良いように、仕事を割り振る、労働生産性を上げるなど工夫が必要ですし、経営者の仕事ってそれが重要なのではないでしょうか。仕事を取るのも仕事をするのも社員。経営者は社員の幸せを考えなければ会社やる意味がないでしょう。 

 

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まとめ

竹中氏は相変わらずの主張なわけで、しかも今、大学で教えているんですね。一度、労働者として働いた方が良いと思いますよ。そして残業代を払いたくないのなら、払わなくても良いような働き方を提言してほしいものです。

私はお客様はもちろんのこと、社員も幸せになれるように頑張ろうと思います。まだまだの会社ですが、これから何とか飛躍したいですね。

 

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