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小学生対象の塾でオンライン授業をして分かったこと

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緊急事態宣言が出されて私が運営している塾でもオンライン授業を行っています。そして私は自宅から配信しています。事業規模としては東京都が指定している延べ床面積を満たしているわけではないのですが、「自粛」しています。

要請がないのに自粛しているのは、結局開けていても生徒が来ないこと、今までオンライン化を見込んで動いていたこと、企業として協力しないのは良くないと考えたことが上げられます。

実際にオンライン化することで通っている生徒の一部は休会になりましたが、総数としては参加してくれている子どもは増えています。やはりこの時期に小さい教室と言えども通わせるのは不安だと思われます。

またまさに「自粛」ですので、東京都の支援対象には入っていません。こんな時期に休業要請されていないから自粛しないと頑張ったところで、子どもたちは来ないわけですから、教室を閉めている塾は多いはずです。でも支援は無し。今後、つぶれるところも出てくると予想されます。

それで今後、オンライン授業をしようと考えている中小の塾も多いと思いますので、その情報共有も兼ねてオンライン授業についてまとめてみます。もし参考になれば。

 

オンライン授業で使っているツール

オンライン授業で使っているツールはZoomです。Zoomは楽に操作できるので、ITリテラシーがそれほど高くない人でも対応できます。東京で事業をしていますので、比較的ITリテラシーは高い方が多いと思いますが、それでも家にパソコンが無かったり、うまくマイクがつながらなかったりすることがあります。

Zoomについては情報漏洩の問題があるため、他のツールが良いという話もあるのですが、グーグルハングアウトなどを保護者の方や子どもたちが使えるかというと難しいと考えています。

ちなみにニューヨークにいる子どもにもオンラインで授業をしていますが、あちらはZoomは禁止になり、グーグルでの授業になっています。とは言ってもすべてが双方向の授業ではなく、レポート形式の授業も多いようです。つねに双方向授業というのは日本でもアメリカでも大変だと思います。

Zoomの安全性の問題はありますが、IDとパスワードをつけるなど、対策を講じて実施しています。

オンライン授業の授業形式と授業内容

授業形式は1対1か1対4にしています。1対1は個別指導。それ以外はグループ指導です。個別指導はそれぞれの教材を渡して行っています。個別指導は1対2とかだとかなり厳しく感じます。そうした塾が多いので、そのままオンラインにしたらかなり苦労すると予想されます。

グループレッスンは同じ教材を授業形式で行うので、そこまで大変ではありません。今のところ、問題なくこなせていますが、やっぱり板書が難しいですね。ペンタブは慣れが必要です。タブレットの方が指で書けるので板書だけを考えれば便利です。授業内容は中学受験です。

 

オンライン授業で工夫しているところ

オンライン授業で工夫しているのは、チャットをミュートを有効に使うことです。早くできた子はチャットで解答を送ってもらったり、個別にチャットで指示出しをしたりしています。

問題を解いている時はミュート。うるさい人もミュート(笑)。そんな感じで先生の方でコントロールします。ある意味、教室での授業よりも先生のコントロールは効きやすいかもしれません。

実際にオンライン授業をして気づくこと

オンライン授業をやって気づいたことは以下の点です。これは以前ツイートしました。

保護者の方が授業を見られるのは意外と好評で、普段の様子が見られてよかったと言われます。つまり我々の授業は常に保護者の方に見られているということになります。それは教室での授業とは違うので、緊張する人は緊張するかもしれません。

あとテストの点数を誤魔化す子がいます。基本的に申告制になりますから、誤魔化そうと思えば簡単です。しかもオンラインだから確認できません。やったプリントを画面に掲げるぐらいですかね。

そこまでして対策を講じないといけないのは問題ではありますが、相手は小学生ですから、まあ誤魔化すのも仕方がないです。あと質問できない子は質問できないんですよね。教室であれば進捗状況を見ながら、声をかけることができますが、オンラインだとそれができません。

まだ1か月も経っていないので、これからさまざまな問題が出てくることが予想されますが、それでも創意工夫でやっていくしかないでしょう。

 

中小の塾はチャンスかもしれない

このコロナ状況は資本力の差はあるものの、大手も中小も変わらず苦しいはずです。ある意味、うまくやれば中小でも売上を伸ばすことはできるかもしれません。塾業界のガラガラポンが起こるわけですね。

塾というのは受験というゴールを目指しているので、授業中身そのものでの差別化はかなり難しいです。そこで仕組みで差別化しようとするわけですが、それも個別か集団かのような単純な分け方しかありませんでした。

そこにオンラインでの双方向授業が加われば、仕組みの方で差別化する手段が増えるかもしれないと思っています。そんなことを考えながらオンライン授業をしています。中小の塾の皆様はじめ、事業者の皆様、なんとかこの危機を乗り越えるべく頑張りましょう!