いつか朝日が昇るまで

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終身雇用はオワコンだってよ!でもすでに無かった気がするのは私だけ?

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13日の日本自動車工業会の会長会見で「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べた。

「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか:日経ビジネス電子版

トヨタの社長が終身雇用が難しいということで、ニュースなどで大きく取り上げられましたが、そもそも終身雇用って存在していたのかという思いです。終身雇用を守れなくなった理由として、雇用をし続けても良いことがないとのこと。なんだか理由がよく分からないのでさまざまなところでその理由が解説されています。

そもそも終身雇用の人がどれくらいいるのか

《就業経験のある男性の79%は初職が正規であるが、そのうち一度も退職することなく「終身雇用」パスを歩んでいる男性(退職回数0回)は、30代で48%、40代で38%、50代で34%である》

《正規で入職した女性のうち、「終身雇用」パスを歩んでいるのは50代で7%程度でしかなく、労働市場から退出した割合も高い》

 50代まで1つの会社に勤め上げる日本人は大企業などのほんの一握りで、大多数は他の先進国の労働者と同様に、「定年まで雇ってくれる会社」という理想郷を追い求めながら、自助努力で転職を重ねているのが現実なのだ。つまり、9割近い日本人がもてはやす「終身雇用」だが、実は大多数の人は享受することはない制度であって、スローガンのようなものなのだ。

トヨタが「終身雇用」を諦めてくれた方が日本の労働者の賃金は上がる | 情報戦の裏側 | ダイヤモンド・オンライン

こういうのを見ると分かりますが、終身雇用と言ってもほとんどの人が終身雇用ではありません。転職するか、会社を辞めるかしている人が多いのです。なにか「これまで頑張って守ってきたが…」というニュアンスで語られていますが、決してそうではありません。

私のように塾業界に属していたものは、3年離職率が高いので、終身雇用が守られているとは思わないですが、基本的には自分から辞めていってしまうので、企業が終身雇用を守ろうとしても守れないという悲しい現実があります。つまりすでに制度としては成り立っていない企業が多いのです。

終身雇用が無くなれば給料が上がるだと

では、日本人を低賃金でもニコニコさせてきた、この「保障」がなくなったらどうなるか?将来が不安だから、もっと給料を上げろという怒りの声が持ち上がるのは当然だ。優秀な人はどんどん条件のいい会社へ移ってしまうので、企業側も賃上げせざるを得なくなるのだ。

トヨタが「終身雇用」を諦めてくれた方が日本の労働者の賃金は上がる | 情報戦の裏側 | ダイヤモンド・オンライン

「終身雇用があるから会社の言うことを聞いていた」「終身雇用が無いなら賃上げを要求する」というのは、そもそも終身雇用が守られてない現状で、給料が上がっているわけではないですから、「終身雇用が無くなれ給料が上がる」と言われても時間はないです。

給料を上げろと言って給料が上がるのであれば、すでに上がっていると思うのです。景気が良いと言われていても給料が上がらないとなれば、終身雇用続けません宣言程度で給料が上がるとは思えません。実際に給料は2%程度上昇していますが、限定的で、実質賃金は上がっていません。

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あなたが「戦後最長の景気回復」を実感できない根本原因 – MONEY PLUS

結局終身雇用が終わると言われて、給料が上がるとしてもごく一部の人だけで、むしろ解雇規制を緩める方向に向かい、一般の労働者には不利な社会になるのかもしません。

みんなができる側に立てるわけではない

「もともと終身雇用なんて期待していないし、自分の力で生きていくぜ!!」という意見はもっともです。しかし、残念ながら優秀な人はたくさんいます。みんなが以下のような勝ち組になれるというわけではありません。

かつてはメガバンクがさらっていった「高い意欲の優秀な人材」の志望は、戦略コンサルティング会社や外資系企業にシフト。彼らの眼中には「終身雇用」などはなく、新卒でそれらの会社で起業などを学び、そして自ら起業し、それを売却、そして次の起業にかかる「シリアルアントレプレナー」だという。

全文表示 | 先行き不透明な「令和」 若者は平成時代から「終身雇用」をアテにしてない(気になるビジネス本) : J-CAST会社ウォッチ

ツイッターなどを見ていると真偽は不明ですが、華麗な経歴の方たちがいますので、「自分もなれるかもしれない」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。残念ながら、私も含めて負け組になる可能性が大です。その前提でいろいろと策を考えておいた方が良いです。

メンバーシップ型からジョブ型に転換できるの?

日本の場合、人に仕事を合わせるメンバーシップ型の会社が多いが、仕事に人を合わせるジョブ型に転換する会社が増えるということかもしれません。しかし、その形に一気に変更することは難しく、みんなが成功することができるわけではありません。

現在の終身雇用の企業の場合は、若い時は実務をヘトヘトになるまでやらされ、海外を含めた転勤も強いられる、つまり「会社に貸しを作る」ことになるが、上級管理職になると給与が高くなって「会社への貸しを返してもらえる」というような、やはり「貸し借り」の感覚があります。

ジョブ型のいいところは、このような「貸し借り」による束縛から自由になれるところです。

(中略)

もちろん、競争は厳しいでしょう。成果を求められるプレッシャーは強くなるでしょう。ですが、「どんなスキルを獲得すれば、どんな職があるのか」という点が、極めて曖昧な現状と比較すれば、若者のキャリア形成への見通しは明確になります。また、学び直しによる「セカンド・チャンス」も成立するようになります。

日本が目指すべき「ジョブ型雇用」とは、会社と貸し借りをしないこと | 冷泉彰彦 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

中小企業では、ジョブ型でしか仕事をしていません。ある特定の能力は優れているが、コミュ障などどこかが苦手な人はありがたいことに働きに来てくれます。そうした優秀な人をどう生かすかが会社として必要なことなので、すでのジョブ型で仕事をしてもらっています。

ただ大きな会社ではそんなに簡単にはいかないでしょうね。ジョブ型の場合、何をやってきたが明確になるので、転職もしやすいと考えられます。そういう意味でも働く人にとっては良い制度です。ただジョブ型は終身雇用にならないという批判は当たらないですね。中小企業は会社がつぶれない限り、終身雇用だと思います。

結局は自己防衛しかない

終身雇用も契約書に明記されていることではないので、今でも解雇をしようと思えば簡単にできます。そうした時代の流れの中で、どうやって生きていくのかと言えば、自己防衛しかないと思うのです。会社組織に属して自分の能力を高めていくことしかありません。また、できることを増やしておくのもいいですね。まさに複業です。

 

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まとめ

終身雇用なんてすでにオワコンだと思っていましたが、終身雇用の終わりを宣言して社会は労働者に厳しくなるのではないでしょうか。そうした中で私も複業をして、生きる術を増やしておこうと思います。そうすれば何とか生きられるかなと。それにしても常に学び続けないと厳しい世の中になってきましたね。

 

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