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塾でバイトしたり塾に就職したりする前に考えてほしい「教えるのが好き」という問題

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私は子どもに教える仕事を始めて15年が経ち、もうまもなく20年になろうかとしています。私自身、教えることが苦手な人間でまさかこんなに長く教える仕事に携わることになるとは思いもよりませんでした。

そんな長きに渡る講師経験から「教えるのが好きです」と講師なった人よりも、「教えるのが苦手」と言っている方が、その先伸びるということが分かったのです。この記事ではなぜそのようなことが起こるのか説明します。

教えることが好きだという人たち

塾業界にいるわけですから「教えるのが好き」という人が圧倒的に多いです。それ自体は問題ないかもしれないのですが、好きな人って教えることが好き、教えている自分が好き、先生である自分が好きなんですね。

「人に教えるのが楽しいんですよ」と言うのですが、そこに生徒の姿はありません。そのため授業を見ていると先生が一方的にしゃべっているんですね。それで演習をさせると、生徒たちは全くできません。

「なぜ君たちはできないんだ。先生の話をしっかりと聞いていたのか!!」

と怒るわけですが、先生は生徒のことを考えているわけではなく、自分の教えたい教え方をしているだけなんですよね。それでは成績が伸びるわけがありません。そうすると「この仕事は合わない」と辞めていく人も多いです。

教えることが好きでも上手でなければ意味がない

教えることが好きでも教えるのが上手でなければ意味がないんですよね。「好きこそものの上手なれ」と言いますが、好きだから上手ではないというが教えるということです。教えるのは相手がいることですから、相手を見て自分のやり方を変えていく必要があります。

でも教えるのが好きな人は教えるのが得意だと勘違いしがちで、自分のやり方を変えようとしません。ある講師は「自分はこの生徒を完璧に仕上げたはずなのに不合格になってしまった。他の科目が足を引っ張ったからだろう」と言っていました。

でも実際の入試でどうだったかは分かりませんし、落ちたという事実がその講師の能力を証明しているわけです。もちろん受験は1教科ではないわけですから、他の教科の責任かもしれません。しかし、生徒が不合格であったということに対してどう自分を反省するかはとても重要なのです。

教えることが苦手だから考えてきたこと

私自身は教えることが苦手だとずっと思ってきたのですが、それでも塾講師をすることになりました。ブラックバイトなんて騒がれてもいますが、私は最初、お金がいいからこの仕事を始めました。

ただ時給で換算するとかなり悪いんですよね。授業準備やらいろいろと授業時間だと言われて、まあ安いわけです。それでブラックだと言われるもので、人材も集まらず、かなり苦しいところです。特に景気が良いと別の業種に優秀な人は行くんですよね…。

 

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そんな感じではあったものの塾講師を始めて、自分は教えるのが好きでもないし、得意でもないので、かなり考えたわけですね。自分のことを下手だと思っているわけですから、工夫しないとレベルが上がらないと自覚していたんです。

とにかくできることを頑張るしかないんですよ。でもバイトなのにパワハラみたいなことも受けまして、それは大変でした。バイトなのに精神を病みそうになりました。その後、別の職場に代わり、いろいろなところで教え方を学びました。

 

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教え方に正解はないんですよね。なぜなら教える相手が変わるのですから。その子たちがどうすればできるようになるのか、常に考えながら教えていく必要があるわけです。そうすることで教え方が上手くなっていく。

 そうすることで結果として人からも評価されるんですよね。私は今でも教え方が得意だとは思いませんから、日々修行しています。子どもたちに合わせてカスタマイズしています。それが正しいかどうかは分かりませんが、常に進化していこうと思っています。

塾に就職する前に

塾というのは教えるだけの仕事ではありません。他にも営業したり、社内の管理をしたりなどさまざまあります。実際のところ「教えるのが好き」だと逆に嫌になってしまうかもしれません。「私は教えることを仕事にしたのにそれ以外のことが大変!!」なんて嘆いている人もいます。

「教えるのが好き」なのは良いですが、まず塾業界でバイトしてみましょう。そして「教えるのが好き」なことと得意はイコールでないことを学んでください。教える技術は常に進化させなければなりません。そうすることで、初めて教えることができると思います。

生徒が成長できるように、自分が何ができるかを常に考えることがとても重要です。就職する前にもう一度考えてみてください。そして就職したい理由として、「教えるのが好き」ではない何かを見つけてみてください。

私はそれはお金であり、人に必要とされるということでした。人に感謝されるのはとても嬉しいことです。大人になってから会いに来てくれる子もいます。そうした楽しみがある仕事でもあります。

まとめ

「教えるのが好き」という方がたくさん塾に来ましたが、みなさん去っていきました。もちろん塾の問題はあります。しかし、「教えるのが好き」だけでは子どもたちの成績は伸びません。また塾にはそれ以外の仕事がたくさんあります。

先ほども書きましたが、「教えるのが好き」以外の理由を見つけてみてください。そして、一回はアルバイトで塾で働いてみましょう。そうすると塾業がどんなところか分かると思いますよ。