いつか朝日が昇るまで

子育て、受験からビジネス、夫婦関係まで日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんのこれからの人生のヒントになればと思います。

親友とはどうあるべきか~常見陽平氏と中川淳一郎氏の関係に感動した話

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私には親友と呼べる人間は一人しかいない。彼とは離れて暮らしているので、私はほとんど彼と話すことはないが、年に1、2回は会っている。別に何をするわけでもないが、彼と会うのが年間行事の一つになっているのは確かだ。

彼と出会ってもうすでに40年以上が経つ。そうである、彼とは幼馴染なのだ。これまでいろいろなことがあった。彼はいじめっ子のガキ大将であった。私もいじめられた。無視された。そんな小学校時代はつらい思いでしかない。そうした経験を経ているので、基本的に人付き合いは苦手である。だから中学も高校も楽しい思い出はない。そしてその経験は今も尾を引いているのである。

 

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そんな彼となぜここまで長く付き合っているのだろう。いじめられたのだから憎むべき相手なのではないか。しかし、今でも彼と付き合っている。そして間違いなく彼だけが親友なのだ。考え方も生き方も違うのだが、どこかで分かりあっていると感じることができるのだ。

今回の川崎の事件に関する藤田氏の意見を巡って、常見氏と中川氏がやり取りをしているのを知っていた。全然意見が違っていた。私も常見氏の意見に近い。しかし、そのやり取りを心配していたら以下のようなツイートがあった。「ああ、そういう関係なんだ」と思った。

その後、常見氏の以下の記事があった。これを読んで感動したし、親友って良いな、人間って良いなと改めて思った。

www.yo-hey.com

意見が違うことを受け入れられる関係

この日の訪問でも、嶋浩一郎さんを前に「俺たち2人、考えが、まるで合わないですよね」と確認し合った。私たちは、価値観も行動特性もまるで違う。でも、嶋さんに「君たち二人は、いいね」と言われて胸がいっぱいになった。

そうなのである。意見が違うよねと笑って言える関係をどれだけ人と築けているだろうか。私も親友と呼べる人間とここまで意見が食い違ってはいないかもしれない。中川氏と常見氏は真逆なのである。

私たちはなぜ意見を表明するのだろうか。賛成者を増やしたいから?承認欲求?それらもあるかもしれない。でも自分の意見に対して、違う視点で意見を述べてほしいというのもあるのではないだろうか。

「それは違う」と言われるのは決しても気持ちが良いものではない。時には頭に来るかもしれない。「お前は何も分かっていない」と言いたくなるかもしれない。でも「確かにお前の言うことも一理ある」という関係性を築ければ、「自分」というものがより一層理解できるようになるのだ。

「それはお前が言うことではない」といってくれる関係

自分のことをよく知っている人は何かあると、「それはお前が言うことではない」と指摘してくれるはずだ。批判者は最大の理解者なのである。文章を読んで批判するということは相手を理解することに他ならない。そのため、相手の文章を真剣に読む。そうすると「この問題に対してはあいつはこう言うだろう」と分かってくるのだ。

そのため変な発言をすると「それはお前が言うことではない」と言われる。そんな時はだいたい人の意見に流されて、これまでの自身の立場とはズレている時だ。いわゆるリトマス試験紙と同じ役割を担ってくれていることになる。

こうしたやり取りは私も研究にふれてよく分かった。先行研究を読むにつれて、その論者が何を考えて、なぜこのような意見を言っているのか理解できるようになる。そしてその論者であれば、この問題に対してはこう主張するだろうと分かるのである。

自分の考えと違った発言をその論者がしていると腹が立つ。「お前、それ違うだろう。ブレてるぞ」と。そこまで行くともはやファンなのである。おそらく二人は親友であると同時にお互いファンなのだと思う。

一緒に泣いたり笑ったりできる関係は素晴らしい

あれから互いにそれぞれ代表作のようなものが出た。意見が対立することもあった。でも、私たちは一緒だし、まだまだこれからなんだぜ。考えも価値観もまるで違うが、互いに会いに行けること、真面目な白熱した議論から、くだらない話までできることを大切にしたい。

皆さんは一緒に泣いたり笑ったりできる関係の人がいるだろうか。若いころはいるだろう。泣いたこともあるかもしれない。私も大学時代に後輩と一緒に泣いたことがあるが、今はどうだろうか。泣いたり笑ったりできる関係の人がいるのだろうか。

前述した親友とはできるかもしれない。でもほとんどしていない。そういう意味では常見氏と中川氏の関係性には届いていない。そんな関係は羨ましいし、素晴らしいと感動した。読み終わった後、しばらく何もできなかった。とても良いものを読んだという感動に襲われていたからだ。

こんな感覚を文章から得るのは久しぶりかもしれない。お二人とも本を買ったり、文章を読んだりしたことはあるが会ったことはない。今度どこかのイベントに会いに行こう。久しぶりにそう思えた文章だった。ありがとうございます。

まとめ

中川氏はツイッターを見ていれば分かるが結構激しい。でも文章を読むと決して乱暴ではない。そこにはいつも愛が存在している。常見氏もそうだ。自分は常見氏の考え方が好きなのでひいき目かもしれないが、弱い者への愛がある。お二人とも愛がある。だから親友なのかもしれない。

 

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