いつか朝日が昇るまで

30代・40代の働く皆さんに役立つネタを提供しています。

ミスや失敗をごまかす人たちはダメ!ミスや失敗から学ぼう

f:id:gerge0725:20190414214618j:plain

ある首になった社員の方がいて、なぜ首になったのか本人は分からないと言っていました。それでたまたまその雇い主に会うと、「彼は家に帰っていない、家族に嘘をついている」と言われ、「会社でも嘘をつくようになるのではないか」と言っていました。

なぜ家に帰っていないのだろうと謎ではありますが、奥さんからいろいろ言われて逃げ回っているようです。こうした問題って逃げ回っても解決しませんよね。それなのに逃げ回る。つまり問題を解決しようとしないので、その場しのぎで過ごしてきたのです。

この方ですが、決して悪い方ではありません。話して悪い印象はありませんが、「あなたはこれまで何をしてきたのですか?」という質問に対して明確に答えられません。なんだかしっかりと積み上げたものがなさそうなのです。もしかしたら責任をうまく回避して、何となくお金を貰い、首になり、転職しという繰り返しだったのかもしれません。

 

www.gerge0725.work

 ミスや失敗をごまかすとなぜダメになるのか

ミスや失敗をごまかすとなぜダメなのかというとそれが癖になるからです。前述した方もそうなのですが、まずはごまかすから入ります、失敗やミスを隠そうとするのです。失敗やミスが個人的なものならまだ良いです。例えば遅刻の理由を電車の遅延にするとかは個人の評価には影響しますが、会社全体の問題にはなりません。

しかし、これが仕事に関することだと大問題です。仕事で何か問題が起こっているのにその報告が無いとなれば、後で大問題になります。そもそも仕事で問題が起こらないことなんてありません。それなのに「問題ありません」は逆に怖いのです。

ものづくりをしていれば異常(不良ができる、機械の故障、作業ミスなど)が起きるのは当たり前であり、「異常が何もない」ということはむしろ「異常を隠している」のではないかというのがトヨタ式の考え方です。

仕事でミスを連発する人は「トヨタ式」に学べ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

また、ミスや失敗をごまかす人はそれが癖になっているので、なかなか治りません。そしてさらにミスや失敗を繰り返します。なぜならミスや失敗がなぜ起こったのかを考えずに、それをただごまかしているだけだからです。

たしかにミスは誰しもするものですが、ミスをこのように「他人のせい」にしてしまうと、ミスと真摯に向き合うことができないため、当然「反省」と「対策」もできなくなってしまいます。結果、同じようなミスを何度も繰り返すことになるのです。

反対に「初めてのミス」であっても、このように考えることもできます。

「どうしてミスをしてしまったのだろう? どこに問題があったのか考えてみよう」

「どうすれば今回のミスを防ぐことができたのだろう?」

「同じようなミスをしないために対策を考えなきゃなぁ」

このようにミスを「他人のせい」ではなく、「自分の責任」ととらえて、その理由を突き詰めていけば、次にどうすれば同じミスを防ぐことができるかを考えることができます。

仕事でミスを連発する人は「トヨタ式」に学べ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

こうしたミスや失敗を自分の責任として考えることって、言うのは簡単ですが、実際に行うのは難しいことですよね。なぜミスや失敗をごまかそうとするのでしょうか。そこには理由があるのです。

なぜミスや失敗をごまかそうと思うのか

ミスや失敗をごまかすのはそれをした本人だけの問題ではありません。皆さんが嘘をつくときがどういう時か想像してみて下さい。ミスや失敗をしたら怒られるのではないかと思っているからではないでしょうか。私もミスや失敗をすると怒られるかもしれないと不安に思うことがあります。

つまりミスや失敗を受け入れる環境が必要なのです。仕事であれば職場の環境ですよね。職場の環境によってはミスや失敗を隠さなくても良い、むしろみんなで共有しようという形になります。

トヨタ式を実践しているある企業の経営者は新入社員研修でいつもこんなことを言っていました。

「もし仕事で失敗をしたときは、みんなに聞こえるように大きな声で『失敗した』と言いなさい」

(中略)

大切なのは失敗をしたときに決して隠すとか、自分1人の力で何とかしようとしないことです。仕事における失敗というのは1人では何ともならず、あがけばあがくほど問題が大きくなることがほとんどです。

仕事でミスを連発する人は「トヨタ式」に学べ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

トヨタではこのようにミスを隠さなくてもいいように、みんなで共有できるような工夫をしています。そうした社内の雰囲気を作られなければ、ミスは隠されるでしょう。前述したようにミスや失敗を隠すのは会社にとって致命傷になりかねません。

またミスや失敗は早く発見したほうが傷が浅くて済みます。ミスや失敗をしたときにすぐに言ってもらうこと。これはとても大切なことです。そして次からそのミスや失敗が起こらないために何が必要かを考えていけばよいのです。

日本の企業の多くはミスや失敗があると、まず誰に責任があるのかと考えます。誰かの責任にして終わりにすることが多いのです。そのため同じような失敗は次も起こります。失敗は個々の能力というよりも構造的に起こっていることが多いのです。そうしたミスや失敗の構造を変えることこそ必要でしょう。

そもそもミスや失敗をしなければ成長できない

人間はミスや失敗をします。ミスや失敗をしないということは挑戦しないということに等しいことです。そのため、ミスや失敗を恐れていては人間的に成長はできません。これは無理に失敗やミスを犯せというわけではありません。ミスや失敗は新しいことを始めるのにはつきものだということです。

こうした考えは企業でも同じです。先ほどから述べているトヨタでは以下のように考えられています。

トヨタ式が大切にしていることの一つは「バッド・ニュース・ファースト」です。どんな小さなミスや異常でも「隠す」とか「あとで何とかする」のではなく、「すぐに」「みんなに見える」ようにしてこそ、ミスや失敗は「より良いもの」をつくるチャンスになり、その人だけでなく、みんなの成長の糧になるのです。

仕事でミスを連発する人は「トヨタ式」に学べ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

会社もミスや失敗を糧に成長します。ミスや失敗は恐れるものではなく、それに対処することでむしろ新しいことが生まれてくると前向きに考えた方が良いでしょう。

まとめ

ミスや失敗をごまかす人の話から、ずいぶんと大きな話になってしまいましたが、ミスや失敗はごまかしてしまってはもったいないです。それを積極的に認めて、改善策を考えることで新しいサービスが生まれるということも考えられます。みなさん、ミスや失敗を恐れずに、それを認め改善し、また新しい挑戦をしてください。

 

まんがでわかる トヨタの片づけ (中経☆コミックス)
 
経営の失敗学

経営の失敗学