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日本型雇用なんて存在するの?経団連も連合も的外れな議論だ

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定期的に繰り返される日本型雇用の問題なのですが、経団連のかは日本型雇用はもう変えなければいけないと話、連合のほうはすでに日本型雇用など存在しないと話すわけです。こうした議論を見ていると、ロスジェネ世代の私は単なる空中戦で、どうせ君たちは逃げ切りだろうとしか思わないわけです。
今回もそんな日本型雇用の記事がありましたので、それを紹介しつつ日本型雇用について考えてみたいと思います。

 

business.nikkei.com

 

 

日本型雇用が存在しているところは稀では?

経営側が終身雇用の見直しにかじを切ろうとしていることに対し、連合は22日、経団連の経営労働政策特別委員会報告に対する見解を公表。その中で、「日本の企業の99%は中小企業であり、いわゆる正社員以外で働く労働者が雇用労働者の4割を占める中、『転換期を迎えている日本型雇用システム』という文言自体がミスリーディングと言わざるを得ない」と反論した。経団連の視点は大企業の特有の問題であり、それを「日本型雇用」と一般化すべきではないという批判だ。

日本型雇用に大ナタ? 経団連の方針に連合が反論:日経ビジネス電子版

日本は中小企業はかなり多いわけですね。その中小企業なんてつぶしてしまえという中小企業淘汰論もありますが、潰れたら失業者が増えることは間違いないでしょう。

 

www.gerge0725.work

 

また上記記事にもあるように、正社員以外で働く人は4割を占めると言われています。「すでに日本型雇用が存在していないのでは」というのが、連合の主張なわけです。確かにロスジェネ世代から見たら、そうした雇用形態は一部の人が享受しているものだと思っています。建前上は終身雇用のような形態をとっていても、45歳で肩たたきにあうということも増えてきているわけですよね。

そうした中で日本型雇用を変えるとかいろんな話が出てくるわけですけども、結局、「首切りを正当化したいだけ」という批判がでるのも当然だと思います。変化が必要だとか、賃金制度の改革が必要だとか、若い人の不安があるとかいろいろなことをいうわけですが、あらゆることが言い訳に聞こえてしまいます。

確かに歳をとって若い人よりも働きが良くない人たちがいることでしょう。これまではそうした人たちを会社がセーフティーネットとして守ってきました。しかしそれがもう成り立たないというわけですよね。ではセーフティーネットはどこが作るのかと言えば、国が作るしかないのですが、それが十分あるとは到底言えません。

45歳でリストラされて、どうやって新しい仕事を見つけるのでしょうか。仕事が見つかる人はそもそも優秀な人で、リストラにあうなんて事はありえないはずです。そういうことまで考えないで気にしても仕方ないと思います

逃げ切り世代が何を言っても理解はできない

結局、所詮は逃げ切り世代なんですよね。もう何を言っても自分たちはお金をもらえるわけですから、安全地帯から叫ばれても困るわけです。私たちロスジェネ世代にとっては、今も大変ですが、老後はおそらくもっと大変です。

そもそも老後がないかもしれません。80歳まで働き、職場で息を引き取るみたいな人生になるのかもしれないです。そうした世代と、日本型雇用で良い人生を送った人たちとで、意見が合うわけがありません。われわれはただただこうした議論を生暖かく見ているだけです。

 

連合はどんな雇用制度を望んでいるの?

一方で連合のほうは、終身雇用の維持を望んでいるわけですが、かといって経営を考えれば、給料が高すぎる人たちをどうするかという問題があるわけです。そこで連合は、雇用の流動性という議論を持ち出すわけですね。

神津会長はインタビューで、「私たちとしては、長期安定雇用が望ましいと考えている。ただし、それはひとつの職場で働き続けるという意味に限定するものでなく、様々なパターンがあっていい。日本経済は雇用の流動性が低いことが災いしている」と、流動性を高めることについては理解を示す。その上で、「望ましい姿は、しっかりとしたセーフティーネットがあって、流動性も高い雇用のあり方だ」ともくぎを刺している。

日本型雇用に大ナタ? 経団連の方針に連合が反論:日経ビジネス電子版

つまり雇用の流動性が高ければ、ひとつの職場で働き続けることは無い一方で、自分に適した職場で働けるというわけです。そこにはもちろんセーフティーネットが必要になってくるでしょう。

しかし、そのような制度が実現するかどうかは怪しいですし、そもそもセーフティーネットをどうやって機能させるのかという議論がありません。ベーシックインカムのように、働かなくてもある程度食べていけるようなやり方にするのでしょうか。

雇用の流動性もまた、経営者がよく使う言葉なのです。それもまた首切りに利用されるんですね。首が切られても生きていけるという社会であれば良いですが、現実問題、仕事がなくなったら生きていくことができません。

本当に労働者のことを真剣に考えているのか怪しいと言わざるを得ません。結局連合の方たちも逃げ切り世代なんですよね。連合も経団連もお金をたくさんもらえる側なんです。一般の労働者とは全然違うと思います。

 

雇用制度だけでなく国のあり方から見直す必要あり

そもそも日本型雇用というテーマだけが取り出されることが問題なわけで、セーフティーネット等の問題もあるわけですし、働き方の問題でもあるわけです。はっきり言えばこれまでの制度そのものを抜本的に変えていく必要があるわけですよね。

それなのに日本型雇用を続けるか続けないかみたいな話になっていて、毎回同じ議論になってほぼ意味がないわけです。80歳まで働きましょうと言われているのに、会社は45歳でリストラするとか、もはやどうしろというレベルです。さらに言えば、80歳まで若い人よりも高い能力を保ち続けることができるかどうか疑問です。自分はできそうもないです。

そうした中で、私たちはどうやって生きていけばいいのかということを真剣に考える必要があります。今の日本の社会で言えば、はっきりいって長生きはしたくありません。子育てが終わったらそのまま世の中からいなくなるというのが最もベストな人生な気がしてなりません。それが日本の社会だと言われればそれまでなのですが、それでいいのかという話になってるわけですよね。

今はまだそうした問題が表面化していませんが、今後生きていけない高齢者というのはものすごく出てくるはずです。安楽死の問題はその典型ですよね。安楽死も権利として主張されたときにどうするのでしょうか。そうしたときにどうするかという話を今から考えておかなければなりません。
セーフティーネットの充実というならば、どのような仕組みでそれを実現するのか説明して欲しいです。ベーシックインカムも当然ですが考慮に入れる必要があるでしょうが、それについては連合や経団連はどう考えているのでしょうね。

日本型雇用がどうかなどといった問題ではなく、国全体の問題としてよく考えるべきだと思いますが、皆さんはどう思うでしょうか。

 

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