いつか朝日が昇るまで

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著作権にこだわりすぎると逆に著作権者の首を絞めるのではないかな

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著作権って仕事をしていると一度は勉強しないといけないことですよね。法律をしっかり読むというわけではなく、どのようなものが著作権違反に当たるのかを知っておかないと、後で大変な問題になります。

著作権(ちょさくけん)とは、知的財産権の一種で、著作物=文芸・美術・学術の範囲に収まる、人の感情・思想を表現した創作物を保護する権利のことです。

著作権は、著作者に対して、著作物を無断で使用されたり、改変されたり、コピーされない等の独占的な権利を与えることにより、著作物に対する創作意欲を促進させ、もって社会における文化・芸術の発展を図ることが目的です。それら著作権に関することを規定しているのが著作権法です。

著作権とはなにか | 侵害に当てはまるものと当てはまらないものについて|IT弁護士ナビ

国語の教材を作るのが大変

私は国語の教材を作っていましたけど、これは著作権が大変なんですよね。なぜなら文章を使わないと教材は作れないからです。それぞれの教材で使われている文章はお金を払って使っています。これまでは教育目的だと言ってきたのですが、訴えられるようになったからです。

実際、著作権料を払わなかったことで訴えられた塾もあります。塾内で使っている教材でも著作権は発生します。当然ではありますが。それは著作者の権利なのですが、教材制作をする側としては大変なんですよね。特に同じ個所でも別の教材に使う場合は、もう一度著作権料を支払わなければならないのです。

6-075.進学会と浜学園がオリジナルテキストで著作権を侵害

これは結構な負担です。あと著作者の中には使用を許可しない人もいますので、そういう場合は使うことができません。テキストを見ていると同じ作家の文章が多いのは、その作家さんが文章を使用してもいいですよと許可している可能性が高いです。制作した側としてはとてもありがたいことです。

また過去問のテキストの文章も著作権料が発生します。そのため著作権料を払わないで、文章を省略することも増えています。それで国語のテキストが作れないのではないか、国語のテキストが減るのではないかという話になっていました。中学受験の指導も過去問の国語の文章が載ってないので練習ができないなんてことも。これは本当にこまりましたね。というか今でも困っています。

デザイナーとのバトル勃発

先ほどのは教材を作った時の話で、間に教材制作会社が入っているので、大変だなあと思った程度なのですが、自分で会社をするとデザインを頼むということもあるんですよね。パンフレット、チラシ、ポスターなど必要です。それでお金払って頼むんですね、当たり前ですが。

それでその金額は高いのか安いのかよく分からないんですよね。我々にとっては高いというものでもデザイナーは割引しているなんてこともあります。最近でもこんなことがありましたね。

奈良県で2017年に開催される「国民文化祭」のロゴマークをめぐって、540万円の制作費が不当に高すぎるとして県内の市民団体「見張り番・生駒」メンバーらが9月16日、奈良県に対して住民訴訟奈良地裁で起こした。「30万円程度が適切」だとして、差額の510万円を損害額と主張。奈良県に対し、同祭実行委会長の荒井正吾知事に請求することなどを訴えている。

「くまモン」デザイナーに発注のロゴ540万円は高すぎ? 「30万円が適切」奈良の住民訴訟に批判も | ハフポスト

それでデザイナーの方は以下のような反応をするわけですね。

この適正価格がいくらなのかはよく分からないのですが、ここに著作権というものがからんできて、さらに大変なんです。こちらは高い金額を払っているのに、著作権は製作者が持っているんですね。そのため2次使用したい場合には著作者にお金を払う必要があります。

もし、お客の言われるがままに《無料で》イラストレーターやフォトショップのベクトルデータ/写真/文章などすべてのオリジナル素材を譲渡してしまった場合ー。

「これでお客に気に入ってもらえた!」と喜ぶのは余りにもおめでたいこと。

お客はそのデータでパンフレットを作り、展示会パネルに使い、名刺に流用し、社内報に利用し、さらにはユニフォームや営業車のラベルにも対価なしで使用することができるのです。

もともとは「ウェブサイトひとつ」を納品するだけの案件であったはずが、制作サイドはあらゆることに汎用が効く「ブランディング素材一式」を納品してしまうことに等しくなります。

制作サイドは、オリジナルデータを保持あるいは相応の対価で売却できてこそ、ウェブサイト納品以降の新たなオーダーを獲得することができます。

商談での「空気」や「抑圧」や「ノリ」に流され、無料でデータを渡すのはビジネスのチャンスロスに他なりません。

Webデザインは誰のモノ?「著作権」あれこれの生々しい話。

まあこういう話なわけですね。それでもめるんですね。デザインって金額高いですから。こうしたものはしっかりとデザイナーの側が説明しておかないといけないですし、データを渡すのであれば、しっかりと規定を設けておいてほしいものです。

私は著作権を貰えるものだとは思っていませんが、ではいくらなの?と聞いたときの値段が高すぎるとびっくりしますよね。おいおいそれ払えねえぞ。しかし、業界としては以下のような意見があるんですよね。

また、たとえ有料でも、タダのような値段でオリジナルデータの権利を譲渡するのは、魂の安売りになるだけでなく「デザインの低価格化・無料化」を推進することになりかねないのです。

今後、案件を重ねるたびにそれが常態化していくと、いつまでも「デザインの価値」「オリジナルデータの著作権」はゼロに等しい状態が続いていきます。

そして現在はもちろん、次世代のクリエイターたちは、いつまでも「著作権が軽視された業界」で無言の悲鳴を上げ続けることにも繋がりかねません。

Webデザインは誰のモノ?「著作権」あれこれの生々しい話。

こうしたことってみんな理解しているのですが、お金を払う側はしっかりと説明してほしいんですよね。そして金額の根拠も知りたいです。なぜこの値段なの?と。そこがうまく合わないともめることになりますし、結果として仕事を頼まないという話になります。

権利がもらえないなら内製化とならないか

こんなニュースが流れていたのを覚えているでしょうか。主婦がデザインを書いていて、それが安すぎと話題になりました。

「このカットで、こんな安い値段でイラスト描かれたらイラストレーターを本業でやってる人の仕事が無くなるよ」

「お願い!無能な私のために安請け合いしないで!!」
「こういう素人さんの『作業』が増えることで、プロが『仕事』で受け取る報酬がどんどん下がってきてる」
「それやったら市場破壊起きるって話だよ」

全文表示 | 3万円のイラスト仕事を2500円で請け負う主婦 NHK「コストダウン!」との紹介にネットで悲鳴 : J-CASTニュース

こうしたことが起こっているわけで、外に頼むと高いんだから内部でやろうという話に当然なります。それでイラストを描くツールのレベルが上がり、ある程度のものなら、社内でも作れるとなれば、外部にわざわざ頼む必要がないとなります。それでデザイン業界は苦しくなり、ますます「著作権が!!」となっていく。そんなやり取りをここ最近続けています。

もちろんプロがやった方がいいものができるのでしょうけど、そこに納得感が欲しいんですよね。先ほども述べたように、値段の根拠ですね。このぐらいなら○○円ってどういう根拠なのということですね。

デザイナーの仕事は変わっていくのではないか

小さな「!」を人に感じてもらうこと。

私たちの日常には、たくさんの小さな「!」が見え隠れしています。

ただ、それに気づかなかったり、気づいても無意識に、

頭の中でリセットしてしまうことが多いのです。

でも、そういうささやかな「!」こそが、

一日一日を、豊かにしてくれているのだと思います。

だから、私たちnendoは、それらをそっとすくい上げ、

わかりやすいカタチにすることで、日常に還元していきたいと考えます。

nendoのデザインに触れた人に、小さな「!」をじわじわっと感じてもらうこと。

それがnendoの仕事です。

コンセプト | nendo

nendoという会社のコンセプトです。日経ビジネスにも記事が掲載されていて、とても面白かったです。デザインはあくまでも表現なので、それまでのやりとりの方が重要だと感じさせてくれます。今まで気づかなかったようなことを気づかせてくれるのがこの会社です。それは大きな会社も仕事を頼みますね。こうしたやり方は内製化できないからです。

これからのデザインはデザインの差というよりも、そこに至るまでのプロセスにお金が払われるようになるのではないか。取引先は単にデザインを手に入れるだけでなく、事業そのものを見直す作業もできるのです。こうした作業ができなければ、デザインの会社は生き残っていけないのではないかと思います。

まとめ

正直、デザインのことはよく分かりません。このデザインが高くてあちらのデザインが安い理由を説明できないです。そして著作権で権利のみを主張していては未来がないと感じるのは私だけでしょうか。簡単に内製化できないことをするところにこそデザイン会社が生き残る道があるのではないか、そんなことを最近のデザイン会社とのバトルで感じました。