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早生まれだから小学校の学年を一年遅らせることはできるか

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皆さんはこんな疑問を持ったことがありませんか。「もしひとつ下の学年で勉強できたらなあ」と。ほとんどの人はそんなことは思ったことがないかもしれませんが、親は意外と考えるものです。特に早生まれの場合、そうです。

3月に生まれるとその学年で一番小さいわけですね。そうした場合、そのまま小学校に上がるのが一般的なのですが、1年遅らせることはできるのでしょうか。ここでは1年遅らせて入学できるかどうか調べた結果を報告します。

 

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日本にも就学猶予という制度がある

実際に日本でも小学校への入学を1年遅らせることができます。日本にも就学猶予という制度があるのです。しかし、誰でも1年遅らせることができるというわけではありません。そこには条件があるのです。

 

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就学猶予が認められるケースはどんなケース

就学猶予が認められるケースは以下のケースが考えられます。

その他やむを得ない事由」としては、

  1. 児童生徒の失踪、
  2. 児童自立支援施設又は少年院に収容されたとき、
  3. 帰国児童生徒の日本語の能力が養われるまでの一定期間、適当な機関で日本語の教育を受ける等日本語の能力を養うのに適当と認められる措置が講ぜられている場合、
  4. 重国籍者が家庭事情等から客観的に将来外国の国籍を選択する可能性が強いと認められ、かつ、他に教育を受ける機会が確保されていると認められる事由があるとき、
  5. 低出生体重児等であって、市町村の教育委員会が、当該児童生徒の教育上及び医学上の見地等の総合的な観点から、小学校及び特別支援学校への就学を猶予又は免除することが適当と判断する場合、
といった事例が考えられます。

8.就学義務の猶予又は免除について:文部科学省

まず考えられるケースとしては低体重で生まれたケースです。実際に低体重で生まれて成長が遅れてこの制度を利用した方の話が新聞に出ていました。

茨城県日立市に住む40代の母親に1月中旬、市教育委員会から電話があった。長男(6)は予定日より3カ月早く、440グラムで生まれた。小さく、握ると折れるのではないかと心配になるほど指が細かった。半年間、新生児集中治療室(NICU)で過ごし、2600グラムに成長し退院した。

 同い年の子より、体が小さく、胃と直接つなげた管で鼻から栄養剤を取っている。注入回数は次第に減り、今では家にいる間の1日3回だけ。幼稚園では管をほおにはわせてテープで止め、昼食に卵焼きを食べたり牛乳を飲んだりできるようになった。ただ、身長100センチ、体重14キロと体格は4歳半程度だ。

 小学校入学が近づいたが、「体力不足で何をやっても周りについていけず、心まで不健康にしたくない。まだ学校には行けない」と思った。

 就学猶予という制度を知り、市教委に相談すると、当初、「原則、やっていない」と後ろ向きだった。だが、親の強い希望や医師の意見もあり、受け入れられた。母親は「親だけでなく制度を知らない自治体の担当者も少なくない。一人ひとりの子に合った教育を選べるよう、周知が進めばいい」と話した。

asahi.com(朝日新聞社):成長遅い子ども 「就学猶予」見守ってあげて - 教育

ただし1年遅らせるよりも養護学校に行った方が良いかもしれないと思った方もいるようです。

「同学年の子と同水準まで体が発達することはなかった」と母親は話す。「普通学校でもまれて打たれ強くなった半面、つらい思いもした。猶予したことに悔いはないけど、養護学校なら同じ痛みの分かる友達もできたかもしれない」とも思っている。

asahi.com(朝日新聞社):成長遅い子ども 「就学猶予」見守ってあげて - 教育

確かにこれは難しい問題です。それで実は今回、この話を書いているのには理由があります。私の知人がアメリカに住んでいて、「これから日本に帰るのだが日本語が不安」と相談を受けたからです。確かに日本の学校で教育を受ける際に日本語が苦手だと大変ですよね。

これから日本語の特訓をして日本にくるとのことですが、学年はひとつ下の方が良いかもしれないとのことです。それで制度として就学猶予はあるのですが、実際にどうなのか行政に聞いてみてほしいと言われました。自分も興味があったので、今回、区役所に聞いてみました。

 

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就学猶予は可能?途中で学年を下げることはできる?実際に区役所に聞いてみた

区役所に連絡したところ、大変丁寧に対応していただきました。就学猶予は可能だとのことです。それで海外から帰ってくるのは小学校入学時ではなく、途中の学年なんですよね。そこで途中の学年なのですが、学年を下げることができるか聞いたところ、できるとのことでした。

ただ注意点としては、

1.学校長が認めること

2.一回学年を下げてしまうとその後も1学年下のままになること

3.私立中学などは受けられないこと

があげられました。私立中学は入学条件があって、1学年下げて入学試験を受けることは難しいとのことです。ただし編入は学校側の判断になります。公立も基本的には学校長の判断です。

一回学年を下げてしまうと最後まで学年が下がったままだというのは当たり前ですけど、注意が必要ですよね。あと本人たちがそれでいいのかというのもあります。簡単に決められる問題ではないですね。

 

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まとめ

就学猶予という制度はありますが、簡単に使えるものではありません。そこには条件があります。また条件に合ったとしても、それが本人のために良いことなのかどうかは難しいところです。知人にもそのように伝えました。その知人がどのように判断するかは分かりませんが、こうした制度があるということを知られたことは良かったかなと思います。

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