いつか朝日が昇るまで

30代・40代の働く皆さんに役立つネタを提供しています。

これもパワハラですよね…パワハラが疑われる6種の事例と解決方法

スポンサーリンク

f:id:gerge0725:20190615223858j:plain

皆さんはパワハラを受けたことがありますか。私はアルバイトなのにパワハラを受けたことがあります。1年目で右も左も分からない塾講師なのに、「あなたそれでも先生ですか」などと怒られました。

「具体的にどうすればいいんですか?」と聞きましたが、「そんなことも考えられないんですか?」とこれまた怒られました。いったいどうすればいいんだと思っていたのですが、バイトなので2年ぐらいで辞めてしまいました。今思えばこれはパワハラだと思います。

ちょうど今回、パワハラの記事を日経ビジネスで見つけたので、その記事をご紹介しつつ、パワハラについて考えたいと思います。

 

     スポンサーリンク

 

パワハラってそもそも何?

そもそもパワハラって何でしょうか。厚生労働省によれば以下のように定義されます。

職場のパワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定義をしました。

この定義においては、

  • 上司から部下に対するものに限られず、職務上の地位や人間関係といった「職場内での優位性」を背景にする行為が該当すること
  • 業務上必要な指示や注意・指導が行われている場合には該当せず、「業務の適正な範囲」を超える行為が該当すること

を明確にしています。

職場のパワーハラスメントについて

やはり私が受けたのはパワハラですね。しかし、パワハラをした方は「指導」とか言い出すんですよね。「そんなつもりはなかった」「お前のためを思ってやったこと」などと言い出すわけですね。さらに自分のことは棚に上げて人のことを説教します。

これはパワハラではないの?

それで日経ビジネス2019.0610号でパワハラの特集が組まれていました。パワハラには6種類ありまして、それは以下の6つになります。

  1. 身体的な攻撃
  2. 精神的な攻撃
  3. 人間関係からの切り離し
  4. 過大な要求
  5. 過小な要求
  6. 個の侵害

これら6つの種類に分けられるのは厚労省も言っているのでいいのですが、日経ビジネスではパワハラとして疑われた事例が6つの種類に分けて載っています。それを読むと完全にパワハラだろうと思うのですが、「えっ、これもパワハラ!?」と紹介されているわけです。これ、自分がおかしいのかもしれないので、皆さんも一緒に確認してください。

  • 指導に熱が入り、手が出てしまった(頭を小突く、肩をたたく、胸倉をつかむなど)
  • 繰り返しミスをする部下に対し、ヘルメットの上からたたくなどの体罰を与えた
  • 「ばか」「ふざけるな」「役立たず」「給料泥棒」「死ね」など暴言を吐く
  • 大勢の前で叱責する、大勢を宛先に入れたメールで暴言を吐く
  • 十分な指導をせず、放置
  • ある社員のみを意図的に会議や打ち合わせから外す
  • 仕事を割り振らず、プロジェクトから疎外する
  • 英語が苦手な社員を海外業務に就かせる
  • 十分は指導を行わないまま、過去に経験のない業務に就かせる
  • プロジェクトに参加させてもらえず、本人から「経営に貢献したい」と相談があった
  • パートナーや配偶者との関係など、プライベートを詮索
  • しつこく飲み会に誘う、職場の懇親会を欠席するに当たり理由を言うことを強要
日経ビジネス2019.0610号」54頁

どうでしょうか、いくつぐらいパワハラだと思いますか。「死ね」とか完全にアウトだろと思うのですが、ほとんどがパワハラに入るのでは?と思います。でもグレーゾーンの場合もあるようです。

例えば以下の裁判事例が厚労省のホームページにありました。威圧だけでは認定は難しいようです。

結論

不法行為を構成する事実は、被告において認められないとして、原告の請求が棄却された。

事案の概要

Xは、Y1社に雇用されていたところ、対人トラブルを多数起こしており、始末書も多数回提出している中で、被告の上司であるY2(但し直接の上司ではない)が直接注意するようになった。その後、Xは、①Y2から、「てめー、一体何様のつもりだ。責任を取れ。自分から辞めると言え」などとの退職強要や、「てめえの親父にも迷惑がかかるんだぞ、いいんだな」との脅迫的言辞を受けた上に、②Y2から、たびたび「俺が拾ってやったんだから感謝しろ」と威圧混じりに言われたほか、③嫌がらせないしパワハラにより別部署への異動を命じられ、それにより、XはPTSDに罹患して、休職を余儀なくされたと主張し、Y1及びY2に対して損害賠償等を求めた。

判決のポイント

(1)Xが主張するような退職強要や脅迫的言辞があったとは認められない。

(2)Xの採用面接からY2が関わったという縁もあってか、Xは直接会話したり、直接Y2にメールを送るなど、普通以上に親しくしていたことが認められる。Y2がXに対し、「俺が拾ってやったんだから感謝しろ」のような言辞を、仮にそれに近い内容で述べたとしても威圧混じりにとかXが精神的苦痛を感じるような態様で述べることは考え難い。

(3)Y2がY1内で送ったメールには、Xのことを「あの馬鹿は」「あんなチンピラ」といった表現になっており、この表現は穏当でないが、原告を特に陥れようとするような内容は含まれておらず、嫌がらせないしパワハラをうかがわせる事実は認められない。

(4)Xについての異動は、人事上の措置として、十分合理的な理由が認められ、そのほかこの異動が原告に対する不法行為等を構成するような事実は認められない。

【第57回】 「上司から嫌がらせを受けたとして損害賠償請求したものの、認められなかった事案」 ―損保ジャパン調査サービス事件|裁判例を検索しよう|裁判例を見てみよう|あかるい職場応援団 -職場のパワーハラスメント(パワハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト-

パワハラ対処法とは

厚生労働省ではパワハラにあったときの対処法も紹介されています。社内で解決できれば一番良いのですが、そうならない場合は外部の窓口で相談するしかありません。ただし「パワハラにあいました」だけだとどのようなパワハラなのか分からないので、しっかりと記録をしておくようにしましょう。

相談窓口のご案内|あかるい職場応援団 -職場のパワーハラスメント(パワハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト-

また先ほどの事例にもあるように、必ずしもパワハラが裁判で認定されるとは限りません。社内で解決できるものは解決したほうが良いとも思いますので、それぞれの会社の相談窓口でまずは相談するのが良いでしょう。

まとめ

私の場合、パワハラを受けた側なので、「これ全部パワハラだよね」と思いましたが、実際にはパワハラだと認定されるのは難しいようです。やはり会社の問題は会社で解決できるように、会社で相談するのが良さそうです。それでだめなら外部に訴えましょう。苦しい時は耐えるべきではないので、どんどん声を上げて下さいね。

 

パワハラなど労働問題については専門家に相談しましょう

有期雇用を含む労働問題は専門家に相談されることをおすすめします。世の中にはいい加減な情報も多いです。そうした情報で悩むよりも、相談のみも可ですので一度専門家に意見を聞いてみましょう。

【無料】法律相談サポート