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在庫は悪はもう古い?もう一度考える持たざる経営

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皆さんは「在庫を持つ」ということにどのようなイメージを持たれますか?これまで「在庫は持たない方がいい」と言われてきましたが、もうそうした考えは古いという人たちがいるのです。

日経ビジネス20190708号で「持たざる経営~「在庫は悪」はもう古い」という特集がされてしましたので、ご紹介します。この記事の中身は持つことの強みですね。例えば不動産ですが、賃料を払うよりも土地を買ってビルを建てた方が資産になる。それは20年、30年先を見越している経営だと言います。

すべての内容を紹介できないので、この記事で紹介されている「在庫」と「人」に関する問題について書きたいと思います。 

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在庫を持つ根拠がとても大切

どんな商品がいくつ在庫として倉庫にあるのか。リアルタイムで管理するシステムを構築し、そのデータを分析することで過剰在庫を避けつつ、必要量の部品を確保する。そんな「根拠」を得たことで。在庫に苦しめられるリスクを抑えることが可能になった

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これは在庫に苦しめられていた企業の話です。こうした中小企業は多いです。とりあえず多めに作っておくので、在庫がどんどんたまっていきます。しかもその管理ができていないわけです。

それで手作業で数えなおすこともあります。どの商品がどれだけあるのか、また、どれくらい売れるのかは現在の技術を使えば容易に分かります。こうした在庫管理をシステム化することで、「在庫を持つ」利点を享受できます。

「在庫を持つ」利点とはすぐに出荷できることです。お客様からの注文からすぐに発送できれば到着が早いわけですから、お客様も喜んでくれます。それで在庫切れにならないようにとたくさん在庫を抱えるのではなく、必要なものだけを在庫として持っておけばよいとなるわけです。

しかし、そもそも「在庫あっても良いよね」という考え方もあります。しかし、大きな商品の場合、在庫を置いておく広い倉庫が必要になります。その維持費が大変なものになるわけです。

在庫が減れば小さな倉庫で済むわけですから、それだけで出費が減ります。また必要のない在庫まで抱えてしまうと、結局売れずに安売りしなければならなくなります。こうした理由から「在庫は悪」という考えも生まれたのです。

前述したように、「在庫を持つ」ことでビジネスを優位に進めようと考えるところもありますが、中小企業は難しいです。システム化するメリットをよく分かってないんですよね。結構大変です。中小企業も変わらないといけないと本当に思います。

 

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人材不足の今、人は大切

次に日本の大変な問題である人手不足。これをどのように解消するのかと言うと、ひとつは正社員化であり、もうひとつはITによる効率化です。ここでは日経ビジネスで紹介されている吉野家とロイヤルHDの例を紹介します。

 

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1.正社員化する吉野家~職務限定社員

「『仕事は好きだが、店長はやりたくない』という層が一定程度いる」という実態に即して始めた制度。仕事はパートやアルバイトと同じ店舗勤務で、従来の正社員と異なり店長にはならない。性格上管理職が向いていないなど様々な理由で社員になるのをためらう優秀な店員を、正社員として吉野家につなぎ留めるのが狙いだった。

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これは確かにありますよね。管理職はやりたくないけど、正社員として安定したいという希望はあるはずです。しかも飲食店の店長は大変そうですからね。それでこの「職務限定正社員」は転勤もあるそうです。

転勤はあるのですが、店長にはならないので、店長が正社員一人で困っている店舗に異動するとのことです。これって店長も助かりますよね。離職率も2割未満で、アルバイトからの採用ですから採用コストもかかりません。アルバイトで雇って、離職率7割よりも、こちらの方が人材確保の仕方としては上手だと思います。

2.正社員にこだわらないロイヤルHD

接客以外の作業を省力化し、おもてなしに集中する環境をつくれば、従業員も楽しく働けるのではないか。…「正社員化する前に、多様化する人材をいかにマネジメントするかが重要」。そのために店舗のオペレーションも、誰もが分かりやすい形にする。

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なるほど、掃除もロボットに任せたり、人間がしなくても良い所は極力機械に任せることで、人材確保をしなくても良いというのはありますね。そのうち無人店舗というのもできるかもしれません。

 

これからの経営は固定観念を捨てる必要がある

ここにきて単に「持たない」ことだけが正解という時代は変わりつつある。ライバルとの競争上、「持つ」ことで優位に立とうという動きも出始めている。

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「持つ」「持たない」というのは企業によって方針が違うわけですが、最も大切なのは固定観念を捨てることですよね。「在庫は持たない方がいい」という固定観念を捨てることで、競争上、優位に立てることもあります。

またそもそも人を雇わないというのもひとつのやり方です。機械が人間の代わりをするわけです。今後も技術はさらに進化していくわけですから、固定観念こそ経営における最大の敵になるかもしれません。

まとめ

ここまで「在庫は悪」という問題について説明してきました。「在庫は悪」ではないからといって、在庫を持てばいいというわけではありません。大切なのはなぜ在庫を持つのかという根拠と、在庫に関する固定観念を捨てることです。

ビジネスにおいて固定観念は悪です。どうすればライバル企業に勝てるのか、様々な可能性を探る必要があります。私も経営に関わる身として、頑張っていきたいと思います。

 

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

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