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【延期決定】大学入試改革の英語民間試験導入で大混乱!!高校生も巻き込む事態に

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大学入試改革にける英語の民間試験導入が大きな問題となっています。こうした混乱は事前に予想されたことであったはずなのに、ここにきてさらに混乱しているという最悪の事態です。特に受験生の皆さんはお困りだと思います。

そんな状況の中で大臣が以下のような発言をしており、話題が失言追及の方に移ってしまうのも問題でしょう。

萩生田氏は24日のBSフジで、民間の活用によって経済的、地理的に不公平が生じないかを問われ「それ言ったら『あいつ予備校通っていてずるいよな』って言うのと同じだと思う」と反論し「身の丈に合わせて…」と発言。ネットなどで「地方、経済的に苦しい家庭に分をわきまえろというのか」「予備校に通うことと入試は違う」などの批判が噴出していた。萩生田氏は「どのような環境下にいる受験生も力を最大限発揮できるよう、自分の都合に合わせて適切な機会をとらえて、全力で頑張ってもらいたいとの思いで発言した」と釈明した。 

萩生田文科相「身の丈」謝罪も野党は格差固定と追及 - 社会 : 日刊スポーツ

まあ分からなくはないですが、でも地方にいる人は困りますよね。予備校と入試はまさに違います。こんな失言まで飛び出す英語の民間試験導入ですが、高校生まで登場したという問題を含めて、ここで書きたいと思います。

 

そもそも英語民間試験導入はなぜ不公平なのか

そもそも英語民間試験の導入がなぜ不公平を招くのでしょうか。

高校2年生が受験する2020年度の大学入試。英語では、7種類の民間検定試験が大学入試に組み込まれることになった。そこで高校などから問題視されているのが公平性だ。

 試験の検定料はどれも5000円以上かかる。経済的に豊かな家庭の受験生は、練習のために何度も受けられる。一方で本番の検定料を2回分払うことさえ負担となる家庭の受験生もいる。

 さらに地域によっては自分の居住地では受けられない試験があり、へき地や離島に住む受験生は、宿泊費をかけて検定を受けに行かなければならない可能性もあるのだ。

大学入試への英語民間試験導入 危惧される「不公平」と「不公正」とは (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

英語の民間試験は2回まで受けることができるのですが、場所によっては費用が高くなり、2回受けられない場合もあります。こうした現状に対して不満が爆発しているわけです。こうした不満は導入決定当初より言われていたことなので、何をいまさらという感じではあります。

そもそもの発端は以下のようなところからです。つまり英語の4技能を鍛えることが目的だったわけです。

民間試験導入の直接のきっかけは13年、経済同友会が発表した提言書にある。そこには「現在の大学の英語入試を変え、実用的な英語力を問い国際的に通用する外部資格試験の導入を訴えたい」とあり、国際的という理由でTOEFL の活用が勧められている。それを受け、安倍晋三首相の私的諮問機関である教育再生実行会議もTOEFL などの民間試験の活用を提言に盛り込んだ。その後、文科省内の有識者会議や審議会などを経て、小学校での英語(外国語)の教科化などとともに、大学入試改革として英語の民間試験導入が発表された。

 高校までの英語教育と大学入試を一致させることも大きな目的の一つだ。現在の学習指導要領では「コミュニカティブな英語力」をつけるため「4技能をバランスよく」養う教育方針が取られている。しかし大学入試が変わらなければ、高校の英語教育は変わらないため、入試を変える、というわけだ。

大学入試への英語民間試験導入 危惧される「不公平」と「不公正」とは (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

それに対しては賛成している人も多いわけですが、なぜ来年、しかもこのような複雑な形で行うのかの疑問が出ているわけです。

 

英語民間試験導入に対する高校生の抗議

文部科学大臣の失言と時を同じくして高校生の抗議が行われます。

 ぼくたちに入試を受けさせてください。大学入学共通テスト。ひとことで言えばこれは入試ではありません。入試を入試じゃなくする制度です。構造的な欠陥を多く抱えています。荒唐無稽な制度はいますぐ中止して、見直すべきです。

筑駒生、大学入学共通テスト中止を訴える 「ぼくたちに入試を受けさせてください」 (3/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

こちらの記事を見ていただければ分かりますが、構造的にも問題があり、複数のテストを受けられる現状で点数が公平に出されるとは思えないということです。確かにその通りですね。これも前から言われていたことなので、なぜ政府はこんな制度を進めているのか謎です。

今後の実施はどうなるのか?

今さらながらなのですが、このテストを採用しないという大学も出てきています。受験生はよく分からないけど、英検を受験したりしているわけですよね。これ、本当にどうなんでしょうか。まだ続けるんでしょうか。

「遠隔地の人は民間試験を何回も受けられない。トラブル発生時にどうするかの課題も残る」。今年9月の東大の記者会見。福田裕穂(ひろお)副学長は、入試で民間試験の成績提出を必須としないとの初年度の基本方針を公表し、その理由も説明した。

(中略)

続いて名古屋大が今年11月、京大は12月にそれぞれ東大の基本方針と同様の考えを示した。さらに東北大は少なくとも20年度は民間試験の成績を合否判定に使わないと明言した。

英語民間試験 東大、名大など見送り 国立大 ふぞろいの始動 | 新テスト | ウォッチ!大学入試 | 中日進学ナビ

ただこうした動きが出ているというだけで、全国的に広がるかどうかは分からない状況です。ただし政府も今回の不公平という批判によって、延期に傾きつつあるようです。

二〇二〇年度から大学入学共通テストの英語で導入される民間検定試験を巡り、政府は三十日、実施時期の延期について検討に入った。政府高官が明らかにした。萩生田光一文部科学相の「身の丈に合わせて頑張って」と教育格差を容認するような発言に反発が強まり、与党内で予定通りの実施に慎重論が相次いだ。

東京新聞:英語民間試験の延期検討 政府、格差批判を受け:政治(TOKYO Web)

もしやこれで延期になったら萩生田グッジョブなのかとも思えますが、まだ延期が確定している状況ではありません。文科省としてはメンツにかけて実施したいようですので、まだまだ予断を許さない状況でしょう。

※2019年11月1日追記

なんと延期になってしまいました。もう受けている人がいるのに決断が遅すぎではないですか。結局、今回の問題で中止になったわけで、受験生のことを考えているとはとても思えません。

萩生田文部科学大臣は、大学入学共通テストに導入される英語の民間試験について、受験生の不安を解消するのは難しいとして、予定していた来年4月からの実施を延期する方針を固め、このあと、表明することにしています。

大学入学共通テストに導入される英語の民間試験をめぐって、野党側は、「地方の所得の低い家庭の子どもが影響を受ける制度だ」などとして、導入を延期するよう求めていて、政府・与党内からも政策的に欠陥があるなどとして延期すべきだという意見が出ています。

こうした中、萩生田文部科学大臣は、英語の民間試験について、受験生の不安を解消するのは難しいとして、予定していた来年4月からの実施を延期する方針を固め、このあと、閣議のあとの記者会見で表明することにしています。

英語民間試験 来年4月からの実施を見送りへ | NHKニュース

 

まとめ

結局延期になりました。では翌年はどうするのでしょうか。この制度のまま突っ込むのでしょうか。それではただ1年延ばしただけなのでは?どのような入試制度が良いのか、しっかりと与野党で議論してほしいです。これは政争の具にしないでね。

 

noteも始めました。いろいろなタイプの方に役立つ生存戦略不定期に書いていますので、ぜひお読み下さい。

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