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AIが先生?人間同士の関りがなくなる教室はどうなるのか

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以前に落合陽一氏が介護現場の人間の温かみは必要ないという話をしていて、言いたいことは分かったですが、だからすべてが機会に置き換わるというわけではないなと思ったんですね。

ここで例として出ているのはウォシュレットなのですが、基本的に自分のお尻は自分で拭きますよね?つまり、自分でできることを機械置き換えられても違和感は少ないですが、相手が必要になるものが機械に置き換わったらどうなのかということです。

togetter.com

こうした問題はつねに存在して、機械に置き換えることができるものは機械に置き換わっていくという話が出てきます。では何が機会に置き換わらないのかというと、これはよく分かっていないです。

ただはっきりしていることは機械に置き換えることができるものはたくさんあって、人間でしかできないことはかなり減ってくるはずです。そうした場合に、AIと人間とどっちがいいの?という分野は必ず存在します。

それは落合陽一氏が否定する「温かみ」なのかもしれないですが、自分がやっている教育分野でもAIの登場は教室の様子を変えていきそうです。しかし、一方で、AIにもできるけど人間の方がいいという人たちもいます。今回は教育に関わるそんな話を書きたいと思います。

 

教育業界に登場したAI

教育業界にもAIは登場しています。有名なのがQubenaですね。AIがそれぞれの進捗状況に合わせて問題を出してくれます。新井紀子先生は批判していましたけど、こうした訓練する道具はこれからも出てくるでしょうね。

【算数・中学数学特化型】人工知能型タブレット教材「Qubena Wiz Lite(キュビナ・ウィズ・ライト)」

確かに間違えた問題を分析して、その間違えた問題の類題を出題してくれるというのは便利です。算数や数学はこうしたやり方に向いているとは思いますが、他の教科でもできるかというとかなり怪しいと思います。

AI教育で人件費を削減する

AIを導入する理由は特定の分野では人間よりも優秀であるというのもありますが、そのコストが安いというのもあります。そのため、人間よりもコストがかかるAIは、例え人間より優れていても、導入するところは少ないでしょう。

しかしタブレット学習のようなものは導入コストもかからないし、すぐに授業でも取り入れられています。しかも先生の代わりに授業をしてくれるわけですから、人件費削減になります。

人件費削減になるならと導入した塾も多かったと思いますが、うまく行っているところと行っていないところがあるようです。それは当たり前だと思いますが、タブレット授業はいろいろな問題もあるのです。

タブレット授業の問題

私の知り合いでもタブレットを導入している塾がありますし、私も使ったことがありますが、なかなかうまく行きませんでした。大学受験のようにある程度目的もあって、勉強する人にとっては有意義かもしれませんが、年齢が低ければ低いほどタブレットは難しいと思うのです。ここでは2例ほどタブレット授業が失敗した事例を紹介します。

1.教室がつまらないと退塾していく生徒たち

教室に通っていた生徒は成績が上がり、親も喜んでいたのですが、退塾者が増えてしまったとか。その理由は塾がつまらないということです。「成績上げたのに辞められるって…」と塾側はなるわけですが、勉強だけしていない子供たちにとって、教室は交流の場でもあるんですよね。

そのため教室に行って、タブレットで勉強して家に帰るって、何をするために教室に行っているのか分からないのです。「勉強するために教室行くんだろ!!」と思うかもしれませんが、それだけが目的ではないんでしょうね。

結局退塾者が増えてしまい、塾の経営は立ち行かなくなってしまったようです。ブログも何もかもストップしています。その経営者はタブレットを導入することで、人件費が削減できると思ったようですが、完全に失敗でした。ビジネスは難しい。

2.タブレットの日本語が分からない子供たち

タブレット授業を行ったら、タブレットの日本語が分からないので、同じ授業をもう一度先生がしなければいけなくなったという笑えない話があります。確かに問題の意味が分からなければ、問題の解きようがありません。

その日本語の意味を先生に聞くなら、普通に授業したほうが安上がりだというわけです。確かにそれはそうで、特に小学生の場合、タブレットで勉強できれば苦労しません。タブレットがあっても聞いていないということもあります。

そのためタブレットは止めてしまったようです。私も使ったことがありますけど、なかなか難しいですね。補助的には使えるかもしれませんが、先生がいらなくなることはないでしょう。

 

同じ授業でも人によって全然違う

人間が授業をすると同じ内容でも全然違った授業になります。これは不思議ですよね。そして面白いです。一方、AIが先生になれば、誰にでも同じ授業が提供できますが、面白くなくなってしまいます。

先ほども述べましたが、成績が上がっても面白くないのです。授業の面白さ、人間の面白さって、同じ内容でも個性が出てしまうことなんですよね。そこに教室授業の魅力があります。気づけば自分と似たような生徒ばかりになっています。自分が引き寄せているらしいです(笑)。

しっかり学び伝えていくことがAIにも負けない力になる

ということは「あの先生から学びたい」と思える先生になることが大切なんですよね。そのためには学ぶことがとても重要です。私は塾業界ですけど、ビジネスでも同じで、「あの人から商品を買いたい」となるわけですよね。

それは「信用経済」と呼ばれることもありますが、相手の信頼に足る知識を身につけて、うまく伝えてあげることで、AIよりも優れた力を持つことになります。それはAIに置き換えることは可能であっても、その人の信用がAIを上回るのです。

そうした信用を得るためには、自分が学び続ける必要があります。学ぶためにはインプットが必要なわけですから、自分も頑張ってインプットしないといかんなと思います。なかなか時間がないのですが…。

 

まとめ

ここまでAIが先生になる話を述べてきました。現時点でも先生になることは可能ですが、人間同士の関りが無い教室はつまらないというのが率直な子どもたちの意見です。確かに教室に行って黙って勉強して帰ってくるのは変な感じがしますよね。

教室ビジネスは難しい面もありますが、難しいがゆえにこれから戦うことができると思っています。2020年はさらに教室を拡大して10教室ぐらいになると良いなあ。そんなことを考えながら仕事しているところです。

 

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