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パワハラの問題で「何で会社を辞めなかったの?」という人は現実を知らない人

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三菱電機でまた上司によるパワハラが原因で自殺するという事件が報じられました。「また」というのは、2016年にも同じような事件が起こっており、そこからパワハラ体質が何も変わっていないということが分かるわけです。

三菱電機をめぐっては、2016年、尼崎市内にあるソフトウエア開発部署に配属された新入社員が自殺。上司や先輩社員からのパワハラなどが原因だったとして、遺族が損害賠償を求め、おととし、東京地裁に提訴しています。

三菱電機で先輩が新入社員に自殺そそのかす TBS NEWS

兵庫県尼崎市にある三菱電機の生産管理システムの開発などを手がける事業所に配属された20代の新入社員の男性がことし8月、県内の公園で自殺しました。

その後、「上司から『死ね』と言われた」などといういじめを訴える趣旨のメモが見つかり、遺族から相談を受けた警察が調べていました。

三菱電機 新入社員自殺 「死ねと言われた」 上司を書類送検 | NHKニュース

20代の男性です。本当にやり切れません。こうしたニュースを聞くたびにこんなことをする会社は滅んだほうが良いと思いますが、それでもこの会社は存続していくのでしょう。

皆さん、大人になって「死ね」なんて言葉使いますか?社会人が「死ね」なんて言葉使っていいと思っているんですかね。その時点でおかしいと思うんです。おそらくこの「死ね」という上司は、自分も同じように教育を受けたのでしょう。

つまり、こうしたパワハラ、いやもう殺人体質だと思いますが、社内で定着してる文化だと思うのです。

 

自殺教唆容疑適用は異例

今回の事件では異例の自殺教唆容疑が適用されています。

関係者によると、教育主任は7月から男性社員を担当し、8月に予定されていた技術発表会用の資料作りを指導。社内調査に対し、複数の同僚が「教育主任に『死ね』と言われた」と男性社員から聞かされたと証言した。過去に教育主任から指導を受けた際、「死ね」と言われた社員もいた。

 教育主任は「死ね」などの暴言は否定し、類似する発言をした可能性はあると説明しているという。

三菱電機の上司が「死ね」…新人社員自殺、異例の「自殺教唆容疑」適用 : 国内 : ニュース : 読売新聞オンライン

警察が逮捕に踏み切るということは複数の証言があったと思われるのですが、やはり他の社員も「死ね」と言われているようですね。ただこうした指導がこの「教育主任」だけのものなのかどうかは検証する必要があります。

同社では過去にも社員の過労自殺精神疾患による労災認定が相次ぎ、元社員は「パワハラが日常的で自浄作用はなかった」と話した。

三菱電機社員、発表会直前に自殺 「パワハラ日常的」との声も

取材に「(三菱電機は)極限まで追い込んで成果を出させる体質だった」と振り返った。研修時から怒鳴られ、配属後の職場は上司の「死ぬ気でやれ」といった怒声が延々と響き、社員の1割以上が精神疾患で休職したという。

三菱電機新入社員、社内発表会の直前に自殺 :日本経済新聞

つまりこうしたパワハラ体質が会社の中に存在するということでしょう。パワハラのようなことを社内でやっている会社が、マーケットで勝てるわけがないんですよ。内向きの戦いさせられているわけですから。

今回も社内発表会のための指導だったようですから、そんなもののためにパワハラされて自殺にまで追い込まれるのは、どうかしているとしか思えません。

 

三菱電機側の主張は?

三菱電機は「新入社員が亡くなったことは事実だが、それ以上は捜査中なので差し控える」としている。

神戸新聞NEXT|総合|三菱電機新入社員が自殺 教唆疑いで教育担当上司を書類送検

公式の発表は未だにありません。まだ調査中なので、コメントしないのだろうと思いますが、こうした事件が繰り返されているわけです、捜査中であっても、何らかの対応策を発表しなければいけないのではないですか?

これは他の会社で起こったことではなく、あなたの会社で起こったことですよ?このままの体質を続けていていいのですか?こうした怒りが出すぎて仕方がないです。

なぜ会社から逃げないで自殺を選んでしまうのか

私は正社員ではありませんが、ブラックな業界である教育業界に長年勤めていました。私がいる間に自殺は出ませんでしたが、精神を病んで辞める人は多かったです。今、PTAで小学校にも関わっていますが、こちらも精神を病んで退職される方が多いです。

 

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 会社を辞める、学校を辞めるという人も精神が病む前に辞める人もいれば、精神が病んでしまって辞める人、さらには自殺までしてしまう人と人によって差があります。教育業界は真面目な人が多いです。そのため、あまり簡単に会社を辞めないんです。そのため精神を病む人は非常に多いです。

私の同僚も精神を病んでしまい、会社に行けなくなってしまいました。朝起きれない、起きて会社に行った途端、気持ち悪くなってその場に居られないという症状が出てしまいました。

なぜそこまで大変になるのかというと、人手不足というのもあって、ひとりひとりに対する負担が大きいのです。その分、責任を取るべき範囲が増えていき、精神的プレッシャーに押しつぶされて行きます。

それでも会社に生き続けるとどうなるかというと、会社を辞めるという選択肢が無くなってしまうんですね。それで死を選んでしまいます。それが今回のようなケースです。「そんなに大変なら仕事辞めればいいのに」と簡単にいう人もいますが、その選択肢が見えないのです。死を選ぶ場合、もう周りが見えなくなっています。もう選択肢はひとつ…。そんな精神状態なのです。

 

周囲の人間がどう対処するかが最も大事

私はいつも後悔することがあります。私は精神的に追い詰められている先輩を救うことができませんでした。兆候はありました。急に仕事を休んだことがあって、後から聞いたら未遂だったようで、病院に行っていたみたいです。

人が死を選ぶという場合、本人はその選択肢しか見えなくなってしまっていて、「このまま死なないとダメだ」となってしまっていると思います。しかし、そうした兆候は周囲の人は気づくはずです。

自分も気づきました。何となく変だった。なんか生きる気力を失っているように見えました。今思えば見てみぬふりをしたのか、それとも冗談だと信じなかったのか分かりません。でも現実として先輩との別れは起こっているわけです。

「ほんと信じられないよね」

これが奥さんから言われた言葉です。そうですね、信じられないですね。我々は一体どうすれば良かったのだろうといつも思います。

 

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先ほども述べたように死を選ぶ状況というのは極限状況なので、本人に何か言ってもその時点ではダメです。つまり、そうした選択肢がひとつに絞られる前に止める必要があるのです。

しかし、そこで本人に呼び掛けて止まる人は意外と少ないと思います。周りが気づいて止めてあげないといけないです。自分は今でも覚えているのですが、当日ふとその先輩に電話しようかなと思ったんですよね。でもしなかった。

あの時電話していればという想いは今でもあります。やっぱり気になることがある場合は、周囲の人がどんどん突っ込んでいく必要があります。それも結果論でそう思うだけで、実際に同じ状況になっても電話できないかもしれませんが、こうした死を選ぶ状況に関しては周囲の力が本当に大事。

本人に呼び掛ける人もいますけど、それでやめるケースはまだ選択肢が存在する人です。とにかく選択肢が少なくなってきている人をしっかりと見つけて、周りの人が気にしていかないといけないなと思います。しかもそれは追い詰められる前にです。その時点であれば周りの話を聞いてくれます。

 

まとめ

こうした自殺教唆を起こすような会社はきっと会社としての問題ではなく、この社員の問題として処分して終わるのでしょう。しかし、こうした問題が頻発している中で、そんなことをしていては、いずれつぶれるのではないでしょうか。

また周囲に少し疲れている傾向がみられる方がいたら、すぐに会社を休むように伝えてあげてください。先ほども書きましたが、極限状態になるともう選択肢は無くなってしまいます。そうなる前に何とかしないといけないと思います。

その先輩以来、死を選択する人には出会っていませんが、今後、また出会わないとも限りません。その際にしっかり関われるようにしたいなと思います。