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哲学を勉強してビジネスに役立てろ!!なぜ哲学が必要なのか

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皆さんは哲学は勉強したことがありますか。私は哲学科ではありませんが、哲学好きで何冊か読んでいました。特に関心があったのは政治哲学だったので、ハンナ・アーレントの著作は何冊も読んでしまいました。 

ハンナ・アーレント ──屹立する思考の全貌 (ちくま新書)
 

それはさておき、「週刊ダイヤモンド6月8日号」で「使える哲学」という特集が組まれていました。ビジネスにおいて「鉄がが必要?」と思うかもしれませんが、ジョージ・ソロスは哲学の博士号を取得しており、ペイパルのピーター・ティールも哲学の学位を取得しています。

さらにグーグルやアップルが哲学者を「イン・ハウス・フィロソファー(顧問哲学者)」などで採用しているようです。哲学が優秀な学生を引き付けており、アメリカでは学生の成績も優秀だとのことです。

なぜ哲学が必要なのか

 だが、なぜ哲学がこれほど重視されるのか。

 その理由は、哲学の習得があらゆる学問の”ベース”とつくると同時に、ビジネス をはじめ答えのない課題に立ち向かう”スキル”を身に付けることができるからだ。

週刊ダイヤモンド2019/06/08」25頁

なんかすごいですね。哲学にはこうした力を鍛えることができるという。この後にどのように哲学的思考を鍛えるかが出ていますが、クリティカルシンキングもそのひとつです。そこで話が通じなくなっている状態でどうするのかについて説明されている。

日常会話はもちろん、かなり厳密に議論しているつもりのときでも、私たちが使う言葉には意味のあいまいさや多義性が伴う。また、言い忘れ、言い間違いなども日常茶飯事だ。従って、相手の主張のあらばかり探すのではなく、できるだけ筋の通った形に議論を組み立てなおし、相手の主張を理解するように図る。これは「思いやりの原理」といわれる、行き違いの特効薬だ。

クリティカルシンキングは、協力し合う共同作業だと知ることである。

週刊ダイヤモンド2019/06/08」35頁

なるほど、クリティカルシンキングが共同作業か。確かにそれは言えていますね。分かり合えない相手に対して、いくら話ても結論はでません。まずは議論を整理し、結論を出すことが目的であればどちらが正しいかなどは関係ないはずです。

それにも関わらず相手も打ち負かすことばかりに関心を持っていては、何も思考は進みませんし、結論も出ません。「論破した」なんて喜んでいてもどうしようもないんですよね。

「論理的な思考」はただの説明原理

よく「論理的な思考」と言いますよね。でも、これは実は誤解を招きやすい言い方で、むしろ、少し誇張して言うと、論理は考えさせないためにあるんです。新しい発想を得るための思考は飛躍を求めます。そうして飛躍によって得たものを相手に飛躍なく伝える。それが論理なのです。

週刊ダイヤモンド2019/06/08」43頁

これは本当にそう思います。「論理的に考えればこうなる」と分かるような問題はコンピュータに考えさせればいいんですよね。私たちは自分の発想や感覚をしっかりと持つことの方が重要なのです。

しかし、「○○が好き」というだけでは説得力を持ちません。そのため、なぜ「○○が好きか」を論理的に説明することが必要なのです。そうすることで「○○の良さ」をみんなが理解してくれるようになるのです。

よく「論理的思考」を身につけようという本が出てきますが、「論理的思考」は新しいものを生み出すものではなく、新しいものを説明するものです。私たちは各自の考えをもっと大切にして良いのです。 

哲学を役立てるということ

哲学に対してしばしば「これ何の役に立つんですか?」と尋ねてくる人がいます。ある活動の真っただ中にいてそれを前に進めようという観点しか持たない人にとっては、哲学は役に立ちません。論理は前に進むためにも役立つでしょうが、哲学は立ち止まって考え直させるためのものです。 

週刊ダイヤモンド2019/06/08」43頁

私は哲学の先生に「哲学は役に立つとはどういうことかを考える学問だ」と言われました。つまり「役に立つかどうか聞いているけど、そもそも役に立つの意味は分かっているの?」という感じです。

確かに哲学にはそうした言葉にこだわっているところがあります。それを「言葉遊び」としてしまうと哲学からの学びはほとんどありません。上記引用に書いてありますが、哲学は立ち止まって考え直させるための道具なのです。

私も哲学を学んでいるおかげで、ビジネスを根本から考えることができています。結果としてそれが差別化になるということです。ビジネスはどうしてもスピードが重視される世界なのですが、立ち止まって考えることも重要だと思います。

まとめ

これまで哲学とビジネスの関係について、週刊ダイヤモンドの記事をもとに説明してきました。確かに哲学はビジネスにも役に立つものです。しかし、それと同じくらい実行力も必要です。ビジネスをする上ではその点もよく考えた方が良いでしょう。

いずれにせよ哲学は楽しいし、新しいヒントを私たちに与えてくれます。興味のある方はぜひいろいろな哲学の本を読んでみて下さい。とても面白いと思いますよ。

 

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